留学経験なく独学で外国語がペラペラになった話。中国語にも応用できる?

2023/03/01

中国語総合

t f B! P L

留学経験ゼロで外国語を流暢に話せるようになることは可能だと思いますか。

中国や台湾に留学せずに、日本またはその他の非中華圏での学習だけで中国語がペラペラに話せるようになることはあるのでしょうか。


私も中国語ペラペラになりたい!




今日の記事で紹介したいのは、アメリカで日本語を独学して日本語がペラペラになったというMattさん。

アメリカで日本語をほぼ完璧にマスターしたMattさんは、日本で活躍している英語学習系のYouTuberの人たちともコラボ動画を多数出している、外国語学習者の間ではとても有名な人です。


「中国語じゃないの?」と思われた方もいるかもしれませんが、中国語は私にとって母国語ではないので、どんなに上手に聞こえる中国語を話す日本人がいたとしても、その人の中国語の完璧さは私には測れません。実は発音や文法を間違えていたり、不自然な中国語であっても、私はネイティブではないので違和感に気づけないかもしれません。

その点Mattさんは日本語を話すので、私たち日本語ネイティブから見ても、Mattさんの日本語がどんなに洗礼されているかがわかります。(ノーミスとは言いませんがほぼ完璧)

そしてMattさんが独学でここまでの日本語を身につけたことに驚くと思います。

Mattさんがマスターしたのは日本語であって中国語ではないのですが、独学で外国語をマスターするという点では共通していますので、Mattさんのお話はとても参考になると思います。

私と同様、独学で中国語ペラペラを目指している学習者のモチベーションアップにつながれば幸いです。

母国でのインプットだけでペラペラ?

私がMattさんのことを知ったきっかけは、私がよく見ている英語学習系のユーチューバー、ATSUさんが運営しているチャンネル「Atsueigo」のゲストとして出演している動画を見たことでした。

過去の記事でも少し触れているのですが、私は仕事でTOEIC900点を取らなくてはいけなくなり、中国語そっちのけで英語学習に力を入れていた時期がありました。900点の壁をなかなか超えられない時にATSUさんの動画を見てモチベーションをあげていました。

そのATSUさんの動画に、独学で日本語をマスターし、日本滞在1週間なのに日本語ペラペラだというMattさんが出ていたのです。


詳しくはATSUさんの動画を見てほしいのですが、動画の中でMattさんは、アメリカで1日8時間くらい日本のアニメを見て日本語をインプットしていたと言っています。

話すためにはやはりインプットがとても大事で、大量にインプットすることで、日本語を話したいときにパッと言いたいことが口から出てきたんだそうです。

(もちろん動画を見るだけでペラペラになったわけではなく、その前にテキストなどで語彙や文法は独学で勉強していたということを補足しておきます。)

この動画では、日本滞在歴15年のアメリカ出身のNickさんもご自身の日本語の勉強法について語っていたのですが、Nickさんは1日8時間くらい日本人たちに囲まれた生活をしていたと言っていましたから、Mattさんの1日8時間日本語の動画を見るという勉強法ととても似ています。

もちろんNickさんの場合は、日本語を聞くだけでなく話もしているはずで、Mattさんと完全に同じ環境というわけではありませんが、1日8時間日本語を聞く環境にあるというのは同じです。

今はYouTubeやNetflixなどで学習している言語の動画をいつでも見ることができるので、その気になればインプットという面では留学と似たような環境を作ることは可能なのだと改めて感じました。


短期留学は意味がない?

実はMattさんは高校時代に半年だけ群馬県の学校に留学していたことがあります。

「なんだ、留学経験者か」

と思った方もいるかもしれません。

でも、Mattさんも言ってましたし、私自身も留学経験者として思うのですが、半年、1年そこそこ留学していたからと言って外国語は習得できません!上達はしますが、ネイティブ並みにはなりません!

そしてこれは、私がよく見る(見ていた)ユーチューブチャンネル「YYYOKOOO」のYOKOさんも言っていました。

YOKOさんは留学経験が全くなく、日本で英語を勉強してペラペラになった強者。そしてなんとYOKOさんの動画にもMattさんが出演していました!



こちらの動画はATSUさんこのコラボ動画よりももっと古いものになりますが、お二人の勉強方法には共通点も多く、とても参考になりますのでぜひ見てみて下さい。

この動画の中で、Mattさんは、日本に留学していた時はほどんど日本人と話をしないで半年がすぎ、アメリカに帰ってきてから英語を生活からシャットダウンしてほぼ日本語だけの環境の中で生活をするという方法を3年ほど続けたと言っています。

実は私も似たような経験があります。

英語圏に留学していた時はホストファミリーと先生以外にネイティブと話す機会がほとんどなく、日常会話でのコミュニケーションは上達しても英語力そのものはそんなに上達していないんです。

結構話せるようになったつもりでいたんですが、帰国後に準備なしで受けたTOEICは800点取れなかったし、英検準1級も落ちてしまいました。

Mattさんと同じで、帰国してから英語をとにかくインプットすることに努め、単語やリスニングに力を入れるようになってから英検準1級に合格し、その後TOEIC900点という目標もクリアできました。


留学しなくても中国語の環境は作れる

Mattさんは" All Japanese, all the time "を徹底して日本語の環境を作ったそうですが、なかなか母国語をシャットアウトするのは難しいですよね。

でも学校や仕事が終わってからの1人の時間に数時間だけでも中国語だけの環境を作り上げるのは可能かもしれません。

例えば
  • 中国語のポッドキャストを聞く
  • 中国語の雑誌や小説、新聞を読む
  • 中国語のYouTubeをみたり歌を聴いたりする
  • 中国語の単語帳の例文を音読する
  • 中国語のドラマを見る
などが挙げられます。

Mattさんのように1日8時間というのは無理があっても、1、2時間くらいならなんとかなりそうです。インプットはアウトプットよりも比較的すぐにできるので、ちょっとしたスキマ時間を利用して積み重ねていくと1時間くらいはあっという間かもしれません。


例えば、台湾のラインTODAYの利用すれば、たった5分の隙間時間でも中国語の勉強に当てることができます。



1時間ほどの勉強時間を確保できるなら、中国語の動画もおすすめです。

動画に関しては、中国本土のものでも台湾のものでもテレビ局のYouTube公式チャンネルで無料公開しているのでたくさん見られます。ドラマでなくても、バラエティー番組も自然な中国語が聞けてオススメです。

私も台湾にいるからと言ってぼーっとしていないで、Mattさんのように積極的にインプットしていき、ネイティブに少しでも近づけるように努力をしていきたいと思います。

特に単語に関しては、単語帳や本などから積極的に覚えていくようにしたいです。


・とにかくインプット。インプットしないとアウトプットできない。

・隙間時間をうまく利用する。まとまった時間が取れなくても、15分の勉強を4回すれば1時間になる。

・文法や単語などの基礎も大事。基礎があってこそ上達する。

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大喬(ダーチャオ)です。 台湾に来て20年。台湾人の夫、娘と3人で暮らしています。

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