最初からていねいに覚えなおすと決め、今ようやく1周目が終わりました。(成語はまだ手付かずですが)
1周目が終わった感想は、「思ったよりもずっと難しい」。そして1周するのに結構時間がかかってしまいました。
今回の記事では、キクタン中国語【上級編】を1周してみて感じたことなどを書いてみたいと思います。
キクタン中国語【上級編】
レベルについて
ちなみに中検準1級の出題内容は、「新聞、雑誌、文学作品・実用文等やや難度の高い文章の日本語訳・中国語訳。」と定められています。
上級編は単語1008語と、成語224語が収録されています。
私が今回1周目を終えたのは単語の1008語のみ。
私の生活スタイルを考えるとあまり使うことはないだろうと思われる成語(四字熟語)はとりあえず後回しにすることにしました。
こんな風に使ってみた
英語学習でキクタン(英検準1級、TOEIC900)を使ったときも5周することでほぼ完璧に覚えることができたので、中国語も同じように5周を目標と設定しました。
私は台湾に住んでいるため、使用する漢字は繁体字です。
キクタンは中国で話される普通話を基準とした簡体字の単語帳ですが、ありがたいことにそれぞれの単語の上に小さく繁体字を書いてくれています。簡体字をみてもピンとこない単語でも、小さく書かれている繁体字を確認しながら学習を進めることができました。
ですが、問題は簡体字と繁体字の違いだけではありません。
というのは、台湾で使われている単語の中には、声調が中国で使われている普通話と異なるもの、そして表記は同じなのに発音が全く違うものが存在するのです。
検定受験(TOCFLを除く)のためには普通話を基準として勉強しなければいけませんが、私は検定を受ける予定はありません。
ですからスマホの辞書アプリでひとつひとつ単語を調べて、違いがあるものには台湾で使われる発音・声調に書き直しました。
単語だけでなく、上級編の例文に使われている漢字も簡体字なので、同じようにそれぞれ繁体字と発音・声調を全て調べて書きなおしました。
その結果、単語帳を1周するのにかなりの時間がかかってしまいました。
でも1周目にていねいに調べたおかげで、2周目以降はもっとスムーズに学習を進められるんじゃないかなと思っています。
ちなみに、私は単語を覚えるときにはノートなどは使用していません。調べたことは全てキクタンに直接書き込んでいます。
中級編と比べて書き言葉が多い
「普段耳にしない」ということは、つまり普段話される言葉よりも書き言葉を多く収録しているのではないかと思います。
上級編の単語を「知っているかどうか」という基準で見た場合、実は全体の3分の2くらいの単語はすでに知っていました。
ただ、「使いこなせているか」と聞かれると、実際に使いこなせているのは全体の3分の1くらいかなと思います。
どこかで見たことがある単語、見れば意味がわかるものは割とあったのですが、それはただ漢字を見ればある程度日本語の意味を推測できるというだけであって、実際に聞いただけでわかるかどうかは怪しいです。
聞いて意味がわからなければ意味がありません。聞いてわからない単語は絶対に自分でも使えていません。
聞いてわかるようになるためには、当然ながら聞く練習をする必要があります。
対策として、キクタンは音声CD(最近のものはダウンロード形式)がついているので、2周目か3周目くらいに音声と合わせて練習し、聞いてわかるレベルにまで持っていきたいと考えています。
本当は1周目から音声と合わせて学習した方がいいのでしょうけど、発音と声調が異なるという問題もありますので、
「この単語は中国では1声なんだけど台湾では2声なんだよな」
とわかるくらいになるまで待とうと思っています。
TOCFLを受けるなら8000語リストの方がいい
TOCFLの8000語リストについてはこちら↓
TOCFLの単語リストとキクタンを比較してみたのですが、上級編1008語のうち、8000語リストに載っているものは300語を少し超える程度。
もちろんTOCFLの8000語リストはレベル5までしか公開されていないので、もしかしたら最高レベルの6には出てきているのかもしれません。
また可能性は低いですが、今回TOCFLのリストを使って調べたのがレベル3・4・5だけでしたので、もしかしたら今回調べなかったレベル1・2のリストに載っている単語も少しあるかもしれません。
今回、この記事を書くにあたって、上級編だけでなく中級編の単語とも比較して、TOCFLとキクタンとではどのくらい掲載語彙に差異があるのか調べてみたのですが、これについては後日改めて記事にしたいと思います。
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