『台湾華語単語さらなる2700』を購入しました。台湾在住の学習者、駐在員、TOCFL受験者にも最適

2023/07/27

単語

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こんにちは。大喬です。

ただいま夏休みにつき、日本に一時帰国をしています。

日本滞在中はちょっと中国語の勉強はお休みして、その代わりに日本で販売されている中国語関連の本を調べたりして過ごしています。

今回の日本滞在で購入した中国語関連の本が2冊あるのですが、そのうち1冊はAmazonで購入してまだ手元にないので、今日は本屋で購入したもう1冊の本を紹介します。

今回の記事で紹介するのは『台湾華語単語さらなる2700』という本です。

Amazon: 台湾華語単語さらなる2700

タイトルからも分かる通り、これは台湾で使用される中国語の単語帳。台湾で中国語を勉強している人や駐在員さん、また台湾には住んでいないけれど台湾華語を勉強したい人の参考になれば幸いです。


『台湾華語単語さらなる2700』

実はこの『台湾華語単語さらなる2700』はシリーズ3冊目。

シリーズ本をそれぞれレベルで見てみると次のとおり。


・『台湾華語単語 はじめの1000』(入門〜初級)
・『台湾華語単語 つぎへの1400』(中級)
・『台湾華語単語 さらなる2700』(中級〜上級)

中級とか上級とかいう言い方は少し分かりにくいかもしれませんが、今回購入した「さらなる2700」の帯には「レベル:中級〜上級」「TOCFL Band B2の対策にも!」と書かれてありますので、TOCFLを受験する予定のある方には目安になると思います。


この単語帳を購入した理由

①台湾華語である

「台湾華語である」という理由に「当たり前じゃないか」と思われてしまうかもしれませんが、実は台湾華語の単語帳というのは私の知る限りこれまで存在しませんでした。

本屋さんに並ぶ単語帳はすべて中国で使われる中国語(普通話、漢語、北京語などと呼ばれるもの)の学習者を対象にして作られたものですから、もちろんどれも簡体字です。

たまに台湾華語の本も見かけますが、それは簡単な会話集だったり、旅行で困らない程度の基礎単語集だったりして、台湾華語学習者のための本というのは今まで見たことがありませんでした。

ですから、台湾華語を学習する人が市販の単語帳を使用する場合、HSKなどの試験対策で作られた単語帳を繁体字に直したり、台湾でも使用されている語なのかを調べ直したりして勉強する必要がありましたし、少なくとも私はこれまでそうしてきました。

しかしこの本があれば、そういった作業が不要になります。

また、台湾で使われる発音で音声収録されているのも大きなポイントです。

中国の中国語と台湾の中国語は微妙に発音が違います。語彙よっては全然違うこともあります。単語は耳で聞いて覚えるのがとても重要だと思うので、覚えたい単語を覚えたい発音で聞けるというのは実にありがたいことです。

音声はダウンロードするか、Podcast、Spotifyでも聞くことができます。

②TOCFLに対応している

TOCFL(華語文能力測驗)というのは、中国語を母国語としない人を対象とした能力試験で、台湾で開発されました。

大きく3つ(細かく分けて6つ)のレベルに分かれており、レベルに達した受験者には認定書が与えられ、台湾での進学や就職の際に提出することができます。

私はTOCFLを受験したこともする予定もありませんが、日常生活で使用される台湾華語を勉強するにはTOCFLの対策本を使用するのが効率がいいと考えています。

というのは、やはり台湾で勉強している留学生たちの通る道を同じように歩むことが中国語を上達させる王道だと思うからです。日常会話だけで自然に習得できる語彙には限界があります。

台湾華語を勉強したいけど何からやっていいか分からないという人は、とりあえずTOCFLを視野に入れた勉強をするといいのではないでしょうか。そういう意味でも、この本はとても役に立つんじゃないかと思っています。


③単語がカテゴリー分けされている

単語を並べる順番は本ごとに違います。例えば英語の単語帳を例にあげると、試験に出る準だったり、単にアルファベット順だったり、品詞でまとめてあったりしますよね。

この本は、最初に名詞、それから動詞と形容詞、というふうに品詞で分けてあるのですが、それらの単語をさらにカテゴリーで分けてあります。

例えば名詞のページでは、「家族や親族」「人の属性・身分」「職業・社会的地位」「人の体」・・・というふうにカテゴリー分けされています。

カテゴリー分けのメリットは、単語をグループとして覚えることができることです。

例えば「人の体」のカテゴリーでは、「器官」「部位」「骨頭」「肌肉」「肺」「肝」「胃」「腎臟」「心臟」・・・というふうに単語が並んでいます。

ここで例えば「じゃあ”膀胱”は華語でなんていうのかな」と思ったら、自分で調べてこのページに書き込んだり付箋を貼ったりして語彙を増やせばグループを大きくすることができます。


④例文全てにピンインと注音がついている

この本は例文にもピンインと注音がついています。

私が愛用してきた単語帳『キクタン中国語』の中級編にもピンインがついていますが、上級編には残念ながらついていません。

「上級編なんだからピンインなんてなくても読めて当然」という計らいなのかもしれませんが、やはり発音や声調を確かめたくなることもありますよね。

私は二聲と三聲が曖昧なことが多いので、全ての例文にそれが記載されているのはとてもありがたいです。


メインの単語帳として

さて、今回日本で購入した『台湾華語単語さらなる2700』ですが、私はこれをキクタンに代わってメインの単語帳として学習していきたいと思います。

レベルがB1〜B2ということなので、おそらくほとんどの語彙は既に知っていると思うのですが、さすがに2700語すべてを知っているわけではありませんし、特に最後に収録されている四字熟語なんかは私の不得意とするところなので、最初から最後まですべて勉強したいと思います。

実際に使ってみた感想などは別記事で用意する予定です。

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大喬(ダーチャオ)です。 台湾に来て20年。台湾人の夫、娘と3人で暮らしています。

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