こんにちは。大喬(ダーチャオ)です。
台湾華語を独学しているみなさま、台湾で使われているㄅㄆㄇㄈ(ボポモフォ)はマスターしましたか。
台湾で中国語(台湾華語)を勉強する時に使用するテキストには、中国や日本で学習するテキストと同じようにピンインが使用されています。ですから、あのヘンテコな注音(ㄅㄆㄇㄈ)は覚えなくても学習はできます。
でも独学歴20年の経験から言わせてもらえば、注音はやっぱり知っておいた方がいいです。
今回の記事では、注音を学ぶメリットについてお話しすると共に、私が一生懸命に打ち込んだ注音とピンインの早見表を公開します。
注音を覚えることのメリット
◎そもそも普通の台湾人はピンインを知らない
私が20年前に台湾に来た時はピンインしかわかりませんでした。
台湾ではピンインを習いません。私たち日本人の子供がまずひらがなを覚えるように、台湾の幼稚園でもまずㄅㄆㄇㄈを覚えます。
漢字が書けない年齢の子はㄅㄆㄇㄈを使って単語を覚えたり文章を書いたりします。
語学を勉強する時に、分からない単語や発音の仕方をネイティブの人に聞くことがあると思いますが、私も当時、読めない漢字などは台湾人に聞いていました。
ところが、彼らはピンインを知らないのでㄅㄆㄇㄈで教えてくれるんですが、これがさっぱり分かりません。
今こそスマホでサササっと検索できますが、20年前はネットが使えないガラケー。
日本から持ってきた辞書はピンインのもので、簡体字とは言えどさほど問題はなかったのですが、辞書にない語の読み方を知りたい時はけっこう困りました。
例えば、外国人(または日本人だけ?)が苦手とする、”an” なのか ”ang” なのかを「その音にはgがあるか」と台湾人に尋ねても「?」だったので、これはㄅㄆㄇㄈを覚えるしかないと思いました。
◎注音がわかれば独学教材は無限に
ㄅㄆㄇㄈが理解できれば、台湾で使われている子供用の教科書を台湾華語のテキストとして使用できます。
子供用と言っても侮ることなかれ、小学校の教科書から学べることはとても多いんです。
私が特に気に入っているのは、小学校の社会の教科書と国語の教科書です。
社会の教科書は台湾の基礎的な知識(歴史、地理、公民)を学ぶことができるし、国語の教科書は説明文や文学作品などから、構文や書き言葉の表現を学んだり、読解力を鍛えることができます。
小学校の教材を使う場合は、教科書そのものではなく、生徒たちが家で勉強する時に使う「自修」というものを本屋で見てみてください。
国語の「自修」は教科書の本文が完全に載っているだけではなく、本文に出てきた新しい漢字や熟語の説明まで載っているので、独学に最適です。
◎SNSではㄅㄆㄇㄈもよく使われる
台湾の人とSNSでやりとりをする時に、ㄅㄆㄇㄈがよく使われます。もちろんカジュアルな場面のみですが、これがわかるとコミュニケーションの幅が広がります。こちらから使うことはなくても、意味は分かっておいた方がいいですよね。
注音とピンインの早見表
「注音を覚えた方がいいのは分かった。でも今すぐには覚えられない!」
という方もいらっしゃるかと思います。
そんな方のために、今回の記事では私が作った注音とピンインの早見表を公開したいと思います!
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