こんにちは。大喬(ダーチャオ)です。
私は20年前からずっと台湾に住んでいます。台湾に来る前は、中国語を勉強したことがなかったので、最初は全く話せませんでした。
台湾には仕事で来たわけですが、私の職場では日本語と英語が話せれば中国語はそこまで必要ではなかったので、中国語は自分のペースでゆっくり勉強すればいいと思い、語学学校には通わずに、本などを使って独学で中国語を勉強しました。
今回の記事では、私が20年間使ってきた中国語のテキストを紹介します。日本で買った本もあれば台湾で買ったものもあります。
数年前に気まぐれでやってしまった本の断捨離で、当時使っていたテキストそのものは残っていないものもありますが、思い出しながら紹介してきます。
使用してきた順に紹介して行きますが、全てがおすすめの本というわけではありません。買ったものの、あまり使わなかった本もあります。
私が20年間の独学で使った中国語のテキスト
私が台湾に来るときに日本から持ってきた中国語の本がこれです。くろしお出版の『はじめての人の中国語』。
中国語の先生と日本人の生徒たちの対話で授業が進められていて、読みやすいとは思うんですけど、今こうして読んでみると、結構難しいことも書いてあって、全く中国語を勉強したことない人が読む本ではないなと思いました。
おそらく20年前の私もそう思ったみたいで、ところどころマーカーで印がついているものの、1回読んで終わったんだなということがわかるくらい中身はきれいなままでした・・・。
台湾に来てはじめて買ったテキストがこれです。『實用視聽華語』は6冊あり、台湾の多くの語学学校で使用されています。
台湾に来た当初は、先ほど紹介した『はじめての人の中国語』を読んでいたんですけど、日本から持ってきた文法書を読むよりも、実際に現地の語学学校などで使われているテキストを使って勉強した方が効率がいいのではないかと思い、本屋でテキストとカセットテープを購入しました。(カセットテープ!!)
私が使っていたのは初版なのですが、数年前の気まぐれな断捨離で処分してしまったため、最新版の画像を載せておきます。
おそらく20年前の私もそう思ったみたいで、ところどころマーカーで印がついているものの、1回読んで終わったんだなということがわかるくらい中身はきれいなままでした・・・。
『實用視聽華語 1』と『實用視聽華語2』
台湾に来てはじめて買ったテキストがこれです。『實用視聽華語』は6冊あり、台湾の多くの語学学校で使用されています。
台湾に来た当初は、先ほど紹介した『はじめての人の中国語』を読んでいたんですけど、日本から持ってきた文法書を読むよりも、実際に現地の語学学校などで使われているテキストを使って勉強した方が効率がいいのではないかと思い、本屋でテキストとカセットテープを購入しました。(カセットテープ!!)
私が使っていたのは初版なのですが、数年前の気まぐれな断捨離で処分してしまったため、最新版の画像を載せておきます。
語彙や文法の説明などは全て英語ですが、日本語で『はじめての人の中国語』を読むよりもずっと分かり易かったです。(個人的な感想です)
英語の説明に自信がないという方は、日本語で解説してくれているサイトがありますので、そちらを参考にしながら学習を進められると思います。
サイトについてはこちらの記事で紹介しています。
『新中上級華語(日文版)』
實用視聽華語の1と2が終わった後、そのまま3に進もうと思ったのですが、たまたま同僚がTLI(台北語文学院)という語学スクールで中国語を勉強していて、そこで誤って購入してしまった未使用のテキストをくれるというので使わせていただきました。
これらのテキストを独学で終わらせた後、しばらくは中国語の勉強から遠ざかっていました。
仕事の関係でTOEICを受験しなければいけなくなり、900点を目標に英語の勉強に力を入れるようになったためです。
英語学習が楽しくなり、目標をクリアした後もそのまま英語学習を続け、数年間もの間、中国語をまったく勉強しないという状態が続きました。
それからしばらく経って、やはり中国語をきちんと勉強しようと思い、かつての同僚が通っていたTLIに行ってみることにしました。
そこで使用していたテキストがこちら。
(これは特別に中級版の表紙だけ写真に撮らせていただいたものです。私自身が使っていたものは処分してしまいました。)
このテキストはTLIオリジナルのもので、日本語版以外にもタイ語やドイツ語などの翻訳版があり、中国語と英語だけの説明では心配だという学習者にぴったりだと思います。
ただこのテキストはTLIオリジナルということで市販はされていません。また受講生以外の人がテキストだけを購入することも基本的にできません。
このテキストはTLIオリジナルのもので、日本語版以外にもタイ語やドイツ語などの翻訳版があり、中国語と英語だけの説明では心配だという学習者にぴったりだと思います。
ただこのテキストはTLIオリジナルということで市販はされていません。また受講生以外の人がテキストだけを購入することも基本的にできません。
『當代中文課程 4』と『當代中文課程5』 (語学学校に半年通う)
仕事の関係でTOEICを受験しなければいけなくなり、900点を目標に英語の勉強に力を入れるようになったためです。
英語学習が楽しくなり、目標をクリアした後もそのまま英語学習を続け、数年間もの間、中国語をまったく勉強しないという状態が続きました。
それからしばらく経って、やはり中国語をきちんと勉強しようと思い、かつての同僚が通っていたTLIに行ってみることにしました。
そこで使用していたテキストがこちら。
こちらのテキストは『實用視聽華語』と同じように、台湾の語学学校でよく使われています。
実は『實用視聽華語』は内容がとても古く、また台湾ではあまり使わないような表現(つまり中国人っぽい言い方)もけっこう多いのですが、『當代中文課程』は割と新しく、台湾の生活にあっている内容だと思います。
1週間に1回の個人授業では、先生が用意した『當代中文課程』4と5の読み物の部分のコピーを予習なしで音読し、読めなかった漢字をチェック、内容について討論という形を取っていました。そしてその内容を作文にするのが宿題でした。
それを2ヶ月ほど続けた後、読み物だけではなく単語や文法などもしっかり学びたいと申し出て、『當代中文課程5』のテキストを1課からきちんとやり直すことになりました。
5課まで先生と勉強した後、諸事情により語学学校を辞めました。そのためテキストは5課でストップしています。(全10課あります)
『當代中文課程1』から『當代中文課程4』は対話と短文という構成なのですが、『當代中文課程5』からは対話はなくなり、一つのテーマについての賛成文と反対文(または逆の立場からの意見文)などが中心となります。
例えば、私が先生と最後に勉強した5課では、「代理孕母,帶來幸福?」というテーマで、「不孕者的唯一希望」と「科技不該毫無限制」という二つの立場で書かれた文章から中国語を学びます。
読み物としては大変興味深く、勉強になることも多かったのですが、やはり私はどちらかというと、もっと日常生活に関係のあるトピックで普段使える中国語を学びたいと思ったのが、5課でストップしている大きな理由です。
素晴らしいテキストであることは間違いありません。
実は『實用視聽華語』は内容がとても古く、また台湾ではあまり使わないような表現(つまり中国人っぽい言い方)もけっこう多いのですが、『當代中文課程』は割と新しく、台湾の生活にあっている内容だと思います。
1週間に1回の個人授業では、先生が用意した『當代中文課程』4と5の読み物の部分のコピーを予習なしで音読し、読めなかった漢字をチェック、内容について討論という形を取っていました。そしてその内容を作文にするのが宿題でした。
それを2ヶ月ほど続けた後、読み物だけではなく単語や文法などもしっかり学びたいと申し出て、『當代中文課程5』のテキストを1課からきちんとやり直すことになりました。
5課まで先生と勉強した後、諸事情により語学学校を辞めました。そのためテキストは5課でストップしています。(全10課あります)
『當代中文課程1』から『當代中文課程4』は対話と短文という構成なのですが、『當代中文課程5』からは対話はなくなり、一つのテーマについての賛成文と反対文(または逆の立場からの意見文)などが中心となります。
例えば、私が先生と最後に勉強した5課では、「代理孕母,帶來幸福?」というテーマで、「不孕者的唯一希望」と「科技不該毫無限制」という二つの立場で書かれた文章から中国語を学びます。
読み物としては大変興味深く、勉強になることも多かったのですが、やはり私はどちらかというと、もっと日常生活に関係のあるトピックで普段使える中国語を学びたいと思ったのが、5課でストップしている大きな理由です。
素晴らしいテキストであることは間違いありません。
『時代華語4』
『當代中文課程5』をストップしたものの、何かテキストで勉強したいと思い、本屋で見つけたテキストがこれ。
簡体字で書かれているので、特に例文を読むときには苦労しましたが、辞書で調べながら繁体字に変換して勉強しました。
最近は途中で勉強をやめていた「キクタン中国語【上級編】」をやり直しているところです。具体的な単語の勉強方法はこちらの記事にまとめましたので、よかったら覗いてみてください。
台湾人の子供が使う本なので、漢字の横にはピンインではなく注音が使われています。注音ができるようになると、このような子供の教材も中国語学習に使えるようになるので、やはり注音は覚えるに越したことはないと思います。
学習の記録内容をこのブログで公開しています。興味のある方は覗いてみてください。
2021年初版の新しいテキストです。
テキストの説明によると、レベルはTOCFLのB2(高階級)。『キクタン中国語【中級編】』や『實用視聽華語4』を一通り終えている身としては、難しくもなく新しい単語はほとんどありません。
ですが、今まで使ってきたテキストの中で一番使いやすく、自信を持ってオススメできるテキストです。
2021年初版というだけあって、取り上げる内容が新しいというのと、本文、語彙ごとにQRコードで音声ファイルを開けるようになっていて、スマホがあればすぐに聴けるようになっているのは、今の時代にとてもあっていると思います。
テキストの説明によると、レベルはTOCFLのB2(高階級)。『キクタン中国語【中級編】』や『實用視聽華語4』を一通り終えている身としては、難しくもなく新しい単語はほとんどありません。
ですが、今まで使ってきたテキストの中で一番使いやすく、自信を持ってオススメできるテキストです。
2021年初版というだけあって、取り上げる内容が新しいというのと、本文、語彙ごとにQRコードで音声ファイルを開けるようになっていて、スマホがあればすぐに聴けるようになっているのは、今の時代にとてもあっていると思います。
単語
単語については『實用視聽華語』と『當代中文課程』に出てきた単語を覚えましたが、それ以外にも日本で購入した単語本を使って勉強しました。
簡体字で書かれているので、特に例文を読むときには苦労しましたが、辞書で調べながら繁体字に変換して勉強しました。
最近は途中で勉強をやめていた「キクタン中国語【上級編】」をやり直しているところです。具体的な単語の勉強方法はこちらの記事にまとめましたので、よかったら覗いてみてください。
テキスト以外の本など
これは台湾の小学校の教科書に合わせた教科書ガイドのようなもので、「自修」と呼ばれるものです。
子供が小学生の時に使っていたものを再利用して、今は私が勉強に使っています。特に国語と社会はとてもためになるので気に入ってます。
子供が小学生の時に使っていたものを再利用して、今は私が勉強に使っています。特に国語と社会はとてもためになるので気に入ってます。
台湾人の子供が使う本なので、漢字の横にはピンインではなく注音が使われています。注音ができるようになると、このような子供の教材も中国語学習に使えるようになるので、やはり注音は覚えるに越したことはないと思います。
学習の記録内容をこのブログで公開しています。興味のある方は覗いてみてください。
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